誤解のないように断っておきますが、

私はアフィリエイトを否定する気はさらさらありません。

トップアフィリエイターがどれだけすごいのかはよく知っています。

 

ここでいう「アフィリエイト」は

ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)を介したアフィリエイトのことです。

 

有名どころでは、A8やバリューコマース、アクセストレードとかですね。

 

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初めてアフィリエイトを知ったのは2009年の3月。

 

いまでは「デルタ航空」に合併されてしまいましたが、

「ノースウエスト航空」という航空会社が昔アメリカにありました。

その会社のクレジットカードの案件でした。

報酬単価はカードが1枚発行されるにつき、1万円以上

 

このカード、ノースウエスト航空を使わない人には関係ないと思うじゃないですか。

でもそうじゃないんです。

すごいんです。

 

何がすごいかって、マイルが貯まると日本航空(ANA)の特典航空券に交換できたんです。

そしてこのカードを発行すれば、特典が「わんさか」ついて、

ほんとにアッという間に特典航空券分のマイルが貯まったんです!

 

自分自身もカードを発行して、体験してみて、なんてすごいカードなんだ…

と思ったのがきっかけです。

 

でも、日本ではそれほど有名な会社ではなかったので、

このことを知っている人はあまりいなかったと思います。

ノースウエスト航空を知っている人ですら、このことはあまり知らなかったと思います。

 

で…ふと思いました。

これは他の人にも伝える価値が十分ある、と。

 

当時アフィリエイトがどういうものかは知っていましたが、

実践していたわけでもありません。

でも、

「この情報は他の人にも本当に役立つだろうし、それで報酬がもらえるなら試してみる価値はある…」

と思いました。

 

前置きが長くなりましたが、まずは結果をお見せします。

A8さんの支払報酬ですね。

 

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左から「振込年月」「対象年月」「成果報酬額」「手数料」「振込金額」です。

 

バリューコマースからも支払いがあり、

A8と同程度の金額だったと記憶しています。

残念ながら昔過ぎて、

バリューコマースの管理画面からは当時の数字が拾えませんでした。

 

ま、A8だけでも残っていてよかったです。

こうしてお見せできるので。

 

なので、実際の売上はこれを2倍してみてください。

初月は確か下旬からスタートしたので、3万円程度でしたが、

次の月で27万円を売り上げました。

バリューコマースの分をあわせると、50万円を超えてました。

 

ただ、その次の月は17万円(バリュコマあわせて30万超)、

そしてその次の月は12万(バリュコマあわせて20万超)。

 

各月、売上の10%くらいを広告費(アドワーズ広告)として使ってました。

といっても、たかが10%です。

5万円広告を売って、50万のリターン。

大きいです。

 

ただ、あっという間に売上が落ちました。

 

何が起きたのかというと、

アフィリエイトしている方はよくあるかと思いますが、

単価を「一方的に」変えられました。

いくらかはもう覚えてませんが、かなり落とされました。

 

これが1回目の衝撃。

 

で、さらに2ヶ月ほどして、次の衝撃。

これもアフィリエイトしている方はよくありますよね。

「勝手に」案件が終了しました。

もうこれにはビックリ。

 

なんなんだ、アフィリエイトっていうものは。

勝手に単価は変えられるわ、勝手に案件は終わるわ、

何の話もなかったぞ…(そりゃアフィリエイター個人に話があるはずがない)

と思いました。

 

こんなものに頼ったら、先がまったくみえない…

で、どうしたかというと、アフィリエイトを見切りました。

 

で、反省しました。

「何がダメだったのか…」

真っ先に思ったのが、

アフィリエイターという立場は弱すぎる。契約があまりにも一方的。

ということです。

 

「じゃあ、どうすべきか?」

それは

スポンサーと対等に話せる立場にならなければいけない

ということです。

 

こう思ったのが、いまにつながっています。

 

私がいまやっていることは、集客できる媒体をつくり、スポンサーになる会社を

直接探しだし、交渉し、契約し、いっしょにビジネスを発展させていく。

 

成果報酬的な契約を結んでいるスポンサーもあるので、

広義の意味では、

アフィリエイトと変わらないかもしれません。

ただ、スポンサーと直接契約することで、

当初の思惑どおり、自分の立場は格段に上がりました。

 

例えば、

 

・単価変更(減額)の場面

アフィリエイトでは基本的に一方的、かつ、ごく簡単に金額が変更されます。

 

でも、直接契約していて、さらに1度でもスポンサーと顔を合わせていると、

そう簡単に減額されることはありません。

相手も人間ですから。

 

減額される場合は、それ相応の事情があり、

その事情は当然こちらにも丁寧に説明されます。
その事情に納得できれば減額に応じますが、減額幅は相手の要望をそのまま受け入れるものではなく、

お互いの妥協点を探すかたちになります。

 

逆に、当初契約した単価ではこちらの収支が厳しい場合、

こちらから増額をお願いすることもできます。

この場合は、逆で、こちらの事情を丁寧に説明し、

増額せざる得ないことを理解してもらいます。

 

そのうえでこちらの希望額を伝え、できるかぎりその額に近い形での決着をはかります。

 

・解約の場面

これもアフィリエイトでは基本的に一方的ですよね。

ある日、突然、

「ごめんなさい、今月でオシマイです。」

みたいな連絡がASPから来ます。

 

でも、直接契約の場合は、予防策として

「解約時は2ヶ月前までに連絡いただくこと。連絡ない場合は半年単位で自動更新する。」

みたいな文言を契約書に入れておきます。

 

なので、今月でオシマイといった突然のお別れの事態は、

まずまぬがれることができます。

 

さらに、これが大きいのですが、

なぜ解約されるのですか?単価が合わないのですか?事業自体をやめられるのですか?

といった形で解約する理由を聞くことができます。

 

自身の経験では、「単価が合わなくなった」というケースが

感覚的に半数以上を占めています。

こういった場合、多少の値引きをすれば長く続けてもらえることが多いのです。

 

もちろん、別のスポンサーを探すという手もあります。

ただ、やはり1度でも契約にまで至ったスポンサーは、

すでにそのサービスに価値を見出してくれていたところなので、

簡単に切ってしまうのはもったいないです。

 

わずかな値引きで思い留まってもらえるのであれば、続けてもらいましょう。

 

ただ、値引きする代わりに、

「長期」での契約をできれば盛り込みたいところではあります。

ここは相手の様子をみながら判断します。

 

とりあえず2点だけ、例をあげましたが、

直接契約にはこれ以外にも、

  • 業界情報をいろいろと教えてもらえたり、
  • 現場の生の声を伝えてもらったり、

とまだまだたくさんあり、とにかくメリットは多いです。

 

では、このように、スポンサーと対応の立場になるにはどうすればよいのか?

そのあたりは、あらためて書きます。

 

※ 早速、続きの記事を書きました。

アフィリエイトから脱却するためにすべきたった1つのこと – ビジネス実験室Z

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