今回はビジネスとは違う話題で。
最近、「移住」という言葉をよく聞きますね。
いたるところで移住セミナーや説明会が開催されてます。
一昔前は都会の生活に疲れた人が地方に移り住む「ネガティブ」な要素を含んでいましたが、最近は地方に移り住み、仕事を創出する人が多くなったため、「ポジティブ」な言葉に変わってきました。
私も、4、5年前に東京から福岡に移住しました。
私の場合は、昔から
「子育てするときは自然の豊かな地方で」
と、思っていたのと
「そろそろ勤めている会社を辞めて、起業してみるかな」
という2つの気持ちからです。
私みたいにネット関係の仕事で独立した人間は、
「働く場所」は正直どこでもいいんですね。
ノートパソコン1台あれば、どこでも仕事できます。
携帯電話さえあれば営業もできます。
なので、仕事面では東京に住む「必要性」がないわけです。
あとは、生活面含めて、
「どこが住みやすいか」ということを考えて、
移住地として評判の高い福岡を選んだわけです。
(福岡に移住した感想はまた別に書きおろします。)
話を戻しますが、最近の移住ブームについて。
地方活性化うんぬんは置いといて、
1つだけ大切なことを言っておきたい。
それは、
「仕事を自ら創りだす気概がないなら、移住を検討してはいけない」
ということ。
地方は東京と比べると仕事は少なく、給料も安いです。
私も転職を一度検討し、福岡の情報を収集しましたが、
同じ職種(システムエンジニア)だと給料は4割減が相場でした。
東京で700~800万円ほど給料をもらっていたのが、
いっきに400万円台まで落ちるのです。
それでも余暇を楽しめればいい、
と思うなら、それはそれでいいかもしれません。
ただ、そう思った時点で、あなたのキャリアは間違いなく終わります。
そして、そんな考えのあなたを採用した会社の行く先が暗いのも明らかです。
仕事の少ない地方では自ら仕事を創っていける人でなければ、
その人も伸びませんし、会社も伸びません。
もちろん、これは地方でなくてもそうですが、
地方だといっそうその傾向が強いです。
会社の規模が小さい分、どうしても一人一人の社員に会社の業績は左右されます。
「指示待ち」人間を養っていけるほど、
地方の企業は余裕はありません。
もちろん、転職じゃなくて、独立という選択もアリです。
こうなると、もう何がなんでも自分で仕事を創りだすしかありません。
実際に私の住んでいる地域は、
会社を立ち上げた人や、個人事業主が異様に多いです。
ただ、地方でおもしろいのは、
地域密着型で新しいビジネスを起こそうとした場合、
競争相手があまりいません。
うまくいけばその地域をあなたが独占することもできます。
東京ではこうはいきませんよね。
どうしても、すでにライバルが多数いる状態からのスタートになってしまいます。
繰り返すと、
転職するにしても、独立するにしても、
移住を検討している人は自分で仕事を創りだす気持ちでないといけません。
逆にその気持ちがあれば、東京よりもビジネスチャンスはたくさん転がっています。
最後に、最近の移住動向についてまとめた本を紹介します。
移住に興味のある方はどうぞ。
この本に掲載されている皆さんもみずから仕事を創りだしています。
- 作者: 本田直之
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