Amazonのセラーアカウントは譲渡可? 相場は? 高く売るには?

Amazonで物販事業をする人が増えるにつれ、Amazonのセラーアカウントの譲渡が盛んに行われるようになってきました。
ここではAmazonのセラーアカウントの譲渡について整理し、あわせて、アカウントを高く売るための方法について解説します。
Amazonのセラーアカウントは譲渡可? 譲渡不可?
そもそもAmazonのセラーアカウントは譲渡してよいのでしょうか?
Googleで検索すると、色んな回答がでてきます。
「譲渡可」という回答もあれば、「譲渡不可」という回答もあります。
しかし、どれだけ調べようが、その情報は過去のものであり、今現在の情報ではありません。
Amazonの関係者以外が、これについて正確な回答をしようとすれば、
「譲渡のタイミングでAmazonに確認する必要がある」
としか言えません。
サイト売買ZでもAmazonのアカウントは多数扱っており、特に金額が大きくなるケースでは、売主の方に事前にAmazonに確認するよう依頼しています。
これまでAmazonに確認した内容をざっくりまとめると、
・法人間でアカウント譲渡する場合は書面でAmazonに申請が必要
・それ以外(法人・個人間、個人間)の場合はAmazonは関与しない(譲渡を否定してはいない)
といった感じです。
ただし、アカウントによってなのか、あるいは担当者によってなのか、ごくまれに譲渡は認めないと言われることもあり、何を基準に譲渡の可否を判断しているのか分かりません。
Amazonの規約もコロコロと変わりますので、譲渡のタイミングでAmazonに確認するしか方法はありません。
Amazonのセラーアカウントの相場は?
相場は常に需要と供給で決まりますが、Amazonのセラーアカウントは供給過剰な状態が続いています。
価格を押し下げる圧力が強くなり、成約する価格帯は20万円~30万円が多く、どれだけ質の良いアカウントでも50万円を超える額で譲渡される可能性は低いです。
概して、
・評価が高い
・出品可能なカテゴリ・商品が多い
・振込リクエストができる
・引当金がない
・Amazonからの警告がない
といった条件を満たすアカウントほど売れやすい傾向にあります。
なお、開設して間もない新規のアカウントが売れる見込みはほぼありません。
Amazonのセラーアカウントを高く売るには?
アカウントのみを譲渡するのではなく、そのアカウントを使った事業自体を譲渡できるのであれば価値が上がります。
そのためには、当然きちんとした内容の事業をおこなっている必要があります。
ただ単に商品を転売しているのではなく、独自に商品を企画・開発し、海外の工場で生産し、それをAmazonで販売しているといった感じです。
商標や特許などを持っているとさらに価値が上がります。
0(ゼロ)から物販事業を作り上げたというノウハウはサイト売買市場でも重宝されますので、実績ともに売り込めば、高値で売却できる可能性が十分にあります。
譲渡時に注意すべきことは?
最後にアカウントを譲渡する際に気をつけるべきことをお伝えします。
Amazonのセラーアカウントは、原則として、一人で一つしか保有することはできません。
一人で複数のセラーアカウントを保有するのは規約違反です。
もし複数のアカウントを保有しようとすると、名義やクレジット情報を登録した際に、Amazon内部のシステムが検知し、アカウントを停止されるでしょう。
その他、譲渡時には細かい注意点がありますが、書ききれないのでここでは割愛させて頂きます。
アカウントの売却・購入を考えている方は一度ご相談ください。