オークション?早い者勝ち?サイト売買の成約方法について

購入したい案件(サイト)があるけれど、
「掲載されている販売価格で決まるのか?」
「それともオークション方式で掲載価格よりも高くなってしまうのか?」
と疑問を感じている方もいるかと思います。
今回はサイト売買における成約方法について説明します。
成約方法は売主次第!
始めに結論をいうと、どうやって決めるか、は売主次第です。
売主が早期売却を希望していれば、1番目に購入申込みをした人に決まります。
一方、売主が時間をかけてでも、できるだけ高く売却したいと考えていれば、オークション形式の入札で、いちばん高い金額で入札した人に決まります。
売主が早期売却を希望している場合でも、複数の購入希望者が現れば、早々に受付を終了して、オークション形式の入札で決めることもあります。
つまり、ケースバイケースで成約方法は変わってきます。
現実は早い者勝ちが多い
多くのケースで、売主は早期売却を希望するため、1番目に購入申込みをした人で決まります。
なお、1番目に「問合せ」をした人に優先的に交渉する権利があるわけではありません。
1番目に問合せした人に優先交渉権があるのではなく、あくまでも1番目に「購入申込み」をした人に優先交渉権があります。
不動産を購入する場合と同じです。物件を内覧した順番に交渉権が与えられるわけではありません。
不動産でも、購入する意思があることを示す「購入申込み書」を提出してはじめて優先交渉権が与えられます。
人気ジャンルはオークションになる可能性も
通常は早い者勝ちで動くサイト売買の世界ですが、ダイエットや美容といった人気ジャンルでは一斉に複数の購入希望者が現れることがあります。
この場合はオークション形式の入札で購入者を決定します。
「オークション」と聞くと、一般の方はヤフーオークション(ヤフオク)を想像することでしょう。
ヤフオクでは、何度も入札を繰り返し、最終的にいちばん高い価格を入札した人が勝ちます。
サイト売買でもそういった方法をとることもできます。
ただし、弊社の場合は、1発勝負の入札で決めるようにしています。
1回の入札で決めるので、購入希望者には妥当と考える金額を提示するように依頼します。
というのも、ヤフオク形式で、何度も入札を繰り返すと、金額が無駄につりあがる傾向があるからです。
売主としては嬉しいかもしれませんが、買主としてはせっかく競り勝っても、どこか後悔の気持ちが残るものです。
買主不利の方向に働く可能性が大きいと考えているため、弊社では1回の入札で決めています。
海外ではオークション形式が主流?
ちなみに海外では仲介者を全く介さないオークション形式のサイト売買がメジャーになっているようです。
ただ、日本ではまったく流行っていません。なぜでしょうか?
理由としては、そもそも日本では、サイト売買自体があまり知られていないニッチな業界であること。
また、別記事(サイト売買Z、祝1周年!この際、変な質問にお答えします。)にも書いていますが、サイト売買の世界に詐欺を働くものが少なからずいるからだと考えています。(これは海外でも同じでしょうが・・・)
購入者は、サイト売買が初めてといった方は特に、仲介者を介してサイトを買いたいという気持ちが強いものです。
仲介者と相談しながら、間違いのないサイトなのか、きちんとした売主なのか、といったことをじっくり見極めてから購入することを重視しています。
他にも流行らない原因がいくつか考えられますが、複数の要因から、仲介者を介さないオークション形式が日本に定着するのはまだまだ先になるでしょう。